🚀 Top-Level Awaitとは?
Top-Level Await とは、
👉 関数の外(トップレベル)で await を使える仕組み
のことです。
従来の JavaScript では、await は 必ず async 関数の中 でしか使えませんでした。
❌ 従来の書き方
async function main() {
const res = await fetch('/api/data');
const data = await res.json();
console.log(data);
}
main();
✅ Top-Level Await を使った書き方
const res = await fetch('/api/data');
const data = await res.json();
console.log(data);
👉 ラップ用の async 関数が不要になる のが最大の特徴です。
🧠 なぜTop-Level Awaitが導入されたのか?
背景には ES Modules(ESM) の普及があります。
📦 ES Modulesとは?
import { foo } from './foo.js';
export const bar = 123;
import / export を使う、モダンなモジュール方式です。
ES Modules には👇の特徴があります。
- モジュールは 上から順に評価
- 他のモジュールは 評価完了を待つ
ここに Top-Level Await を組み込むことで、
👉 「非同期処理が完了してから次のモジュールに進む」
という動きが可能になりました。
つまり Top-Level Await は、
- 🧩 モジュール設計
- ⚙ 非同期初期化
を シンプルにするために生まれた機能 です。
✨ Top-Level Awaitで何が便利になる?
① 🔧 初期化処理がシンプルになる
export const config = await loadConfig();
import { config } from './config.js';
console.log(config);
👉 読み込んだ時点で初期化済みを保証 できます。
② 🧹 async IIFE が不要になる
よく見かけたこの書き方👇
(async () => {
const data = await fetchData();
})();
Top-Level Await なら…
const data = await fetchData();
👉 コードの可読性が大幅アップ します。
③ 🌐 Node.js / フロントエンドの両方で使える
対応環境👇
- 🟢 Node.js(ESM)
- 🟢 モダンブラウザ
- 🟢 Vite / Next.js / Nuxt
👉 現在のモダン開発では ほぼ標準対応 です。
📘 Top-Level Awaitの使い方(基本ルール)
✔ ES Modulesでのみ使用可能
❌ CommonJS では使えません
以下のいずれかが必要です。
{
"type": "module"
}
または .mjs 拡張子。
✔ モジュール全体が「非同期」になる
Top-Level Await を含むモジュールは、
👉 import する側も処理完了まで待たされる
という点が重要です。
⚠️ 注意点・落とし穴
⚠ パフォーマンスへの影響
await heavyTask();
export const value = 1;
import { value } from './a.js';
👉 heavyTask() 完了まで 他のモジュールが止まる 可能性があります。
⚠ 循環参照との相性が悪い
- A → B
- B → A
この状態で Top-Level Await を使うと、
👉 デッドロック的な挙動 を起こす可能性があります。
⚠ 何でも await すればいいわけではない
向いている処理👇
- 設定取得
- DB / API クライアント初期化
- 環境変数・外部リソース取得
👉 本当に必要な初期処理に限定 しましょう。
🎯 Top-Level Awaitはいつ使うべき?
✅ おすすめのケース
- 設定ファイルの読み込み
- 初期接続処理
- グローバルな初期データ取得
❌ 避けたいケース
- 毎回不要な重い処理
- 循環依存がある設計
📝 まとめ
- 🚀 Top-Level Await は「関数外で
awaitが使える」仕組み - 📦 ES Modules 前提のモダンJavaScript機能
- ✨ 初期化処理をシンプルにできる
- ⚠ パフォーマンスと設計には注意が必要
Top-Level Await は、
👉 正しく使えばコードを美しくするが、乱用すると危険
そんな 中級者向けの強力な武器 です。
モダンJavaScriptを理解する上で、ぜひ一度は押さえておきましょう 💡





