「基本情報技術者試験に独学で合格できるの?」
「科目Bのアルゴリズムが難しすぎる」
「過去問を解いているのに点数が伸びない」
「一度落ちたけど、次こそ合格したい」
この記事では、僕が基本情報技術者試験に合格するまでにやった勉強方法、使った教材、1回目で落ちた原因、2回目で改善したことをまとめます。
結論から言うと、基本情報技術者試験は独学でも合格できます。
ただし、最近の基本情報は「過去問の答えを暗記するだけ」では厳しいです。
科目Aは用語や仕組みの理解、科目Bはアルゴリズムの読解力・トレース力・時間配分が重要になります。
僕自身、1回目は科目Aは合格ラインを超えたものの、科目Bで落ちました。
その後、勉強方法と教材を見直した結果、2回目で合格できました。
合格時の結果

科目 | 得点 |
|---|---|
科目A | 675点 |
科目B | 690点 |
前回は科目Bで不合格でしたが、対策を見直したことで、2回目は科目A・科目Bともに合格ラインを超えることができました。
1回目の結果:科目Bで不合格

科目 | 得点 |
|---|---|
科目A | 665点 |
科目B | 485点 |
1回目は科目Aは合格ラインを超えていましたが、科目Bで大きく点数を落としました。
原因は主に以下の3つです。
- 科目Bの本番難易度を甘く見ていた
- 時間配分をミスした
- アルゴリズム問題で凡ミスが多かった
特に大きかったのは、科目B対策です。
サンプル問題や簡単な問題集だけで対策していたため、本番レベルの問題に対応できませんでした。
この記事で分かること
この記事では、以下の内容を解説します。
- 基本情報技術者試験の科目A・科目Bの勉強方法
- 1回目で落ちた原因
- 2回目で改善したこと
- 実際に使った教材レビュー
- 科目Bの時間配分
- 独学で合格するための学習ロードマップ
- 初心者におすすめの教材
- 本番で意識すべき解き方
「基本情報に合格したいけど、何から始めればいいか分からない」という人の参考になればうれしいです。
著者のスペック
僕の受験時点のスペックは以下です。
- 情報系学部卒
- 受託開発メインのIT企業に新卒入社
- 大学生時代にIT企業2社で約3年間アルバイト経験あり
- 主にフロントエンド開発を経験
- ただし、大学時代はかなり遊んでいたので、試験向けのIT知識はかなり抜けていた
実務経験は多少ありましたが、基本情報で問われるようなコンピュータ基礎、ネットワーク、データベース、マネジメント系の知識はかなり弱かったです。
そのため、この記事は「完全未経験者」よりは、以下のような人に特に近い内容だと思います。
- 情報系出身だけど知識が抜けている人
- 若手エンジニア
- IT企業に入社したばかりの人
- 基本情報を一度落ちた人
- 科目Bが苦手な人
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験は、IPAが実施している国家試験です。
ITエンジニアの登竜門的な資格で、プログラミング、アルゴリズム、ネットワーク、データベース、セキュリティ、マネジメント、ストラテジなど、ITの基礎を幅広く問われます。
現在の試験は、主に以下の2科目で構成されています。
科目 | 内容 |
|---|---|
科目A | IT基礎知識を問う選択問題 |
科目B | アルゴリズム・プログラミング・情報セキュリティ中心の問題 |
科目Aは知識問題が中心です。
一方、科目Bは文章や疑似コードを読み、処理の流れを理解して解く必要があります。
そのため、科目Bは暗記だけでは対応しづらいです。
基本情報技術者試験の試験形式
基本情報技術者試験はCBT方式で実施されています。
CBT方式とは、紙ではなくPCを使って受験する方式です。
科目 | 試験時間 | 出題数 |
|---|---|---|
科目A | 90分 | 60問 |
科目B | 100分 | 20問 |
科目Aは60問を90分で解くため、1問あたりに使える時間は約1.5分です。
科目Bは20問を100分で解くため、1問あたり平均5分使えます。
ただし、アルゴリズム問題は1問に時間がかかるため、時間配分がかなり重要です。
基本情報技術者試験に必要な勉強時間
僕の場合、勉強期間は以下の通りです。
項目 | 内容 |
|---|---|
勉強期間 | 2024年10月〜2025年2月 |
平日 | 約3時間 |
休日 | 約9時間 |
かなり勉強時間は多めに取りました。
特に1回目で科目Bに落ちた後は、科目B対策にかなり時間を使いました。
目安としては、以下のように考えるとよいと思います。
受験者タイプ | 勉強時間の目安 |
|---|---|
IT経験者 | 100〜150時間 |
情報系学生・若手エンジニア | 150〜200時間 |
IT未経験者 | 200〜300時間以上 |
科目Bが苦手な人 | 追加で50時間以上 |
もちろん、すでにIT知識がある人はもっと短くても合格できます。
逆に、プログラミングやアルゴリズムに苦手意識がある人は、科目Bに多めの時間を使った方がいいです。
最近の基本情報は「過去問暗記」だけでは厳しい
基本情報技術者試験は、昔よりも「理解」が求められる試験になっていると感じました。
特に科目Aは、過去問とまったく同じ問題が大量に出るというより、周辺知識を理解していないと解けない問題が多い印象です。
たとえば、DRAMの問題で「正解はエ」とだけ覚えても、本番で少し聞き方を変えられると対応できません。
理解すべきなのは、以下のような内容です。
- DRAMとは何か
- SRAMとの違い
- どこで使われるのか
- メリット・デメリット
- なぜリフレッシュが必要なのか
つまり、過去問を解くときは「答えを覚える」のではなく、「なぜその答えになるのか」を理解することが大切です。
科目Aの勉強方法
科目Aで意識したことは、以下の3つです。
- 体系的に理解する
- 分からない用語をまとめる
- インプットとアウトプットを往復する
1. 体系的に理解する
科目Aは範囲が広いです。
出題分野は、ざっくり以下のように分かれます。
- コンピュータ基礎
- アルゴリズム
- ソフトウェア
- ハードウェア
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
- システム開発
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- 経営戦略
- 法務
最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。
まずは参考書や動画で全体像をつかみ、その後に過去問演習で知識を固めるのがおすすめです。
2. 分からない用語を1枚のノートにまとめる
科目Aでは、知らない用語が大量に出てきます。
僕は、分からなかった用語を1枚のノートにまとめていました。
たとえば、以下のような用語です。
- DRAM
- SRAM
- キャッシュメモリ
- 正規化
- ACID特性
- DNS
- DHCP
- TLS
- CSRF
- SQLインジェクション
- SLA
- WBS
分からない用語を見つけたら、その場で軽く調べて、自分の言葉でまとめます。
ポイントは、きれいなノートを作ることではありません。
「次に出てきたときに思い出せる状態」にすることです。
3. インプットとアウトプットを往復する
科目Aは、参考書を読むだけではなかなか定着しません。
おすすめは、以下の流れです。
- キタミ式でざっくり理解する
- YouTubeで苦手分野を補強する
- 過去問道場で問題を解く
- 間違えた用語をノートにまとめる
- もう一度問題を解く
この流れを繰り返すことで、知識が少しずつ定着していきます。
科目Aで使った教材
教材 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
★★★★★ | 図解が多く、初学者でも理解しやすい | |
過去問道場 | ★★★★★ | アウトプット量を増やすのに最適 |
YouTube解説 | ★★★★★ | スキマ時間で苦手分野を補強できる |
科目Aは、まずキタミ式で全体像をつかみ、過去問道場で演習する流れがかなり良かったです。
特にキタミ式は、文章だけでなくイラストで説明されているので、IT用語に苦手意識がある人でも読みやすいと思います。
科目Bで落ちた原因
僕が1回目で落ちた最大の原因は、科目B対策の甘さです。
具体的には、以下の3つが原因でした。
1. 本番難易度を甘く見ていた
サンプル問題や簡単な問題集を解いて、「これならいける」と思っていました。
しかし、本番ではアルゴリズム問題の読解に時間がかかり、思ったように解けませんでした。
科目Bは、簡単な問題だけを解いていても本番対応力がつきにくいです。
2. 時間配分をミスした
1回目は、最初の問題から順番に解いてしまいました。
その結果、難しい問題に時間を使いすぎて、取れる問題を落としました。
科目Bでは、すべての問題を完璧に解こうとするより、解ける問題を確実に取ることが重要です。
3. 凡ミスが多かった
科目Bでは、以下のようなミスをしました。
- 条件の見落とし
- 変数の更新ミス
- ループ回数の勘違い
- 配列の添字ミス
- トレース中の読み間違い
アルゴリズム問題は、考え方が合っていても、1つ条件を見落とすだけで間違えます。
そのため、丁寧に読む力と、手を動かしてトレースする力が必要です。
科目Bの勉強方法
2回目の受験では、科目B対策を大きく変えました。
やったことは以下です。
- セキュリティ問題から解く練習をした
- 捨て問を判断する練習をした
- アルゴリズムを丁寧にトレースした
- 本番レベルの問題集を使った
- C言語でアルゴリズムを実装して理解した
1. セキュリティ問題から解く
科目Bでは、アルゴリズム問題だけでなく、情報セキュリティの問題も出題されます。
僕の場合、セキュリティ問題の方が比較的解きやすかったので、最初にセキュリティ問題から解くようにしました。
メリットは以下です。
- 先に得点を確保できる
- 気持ちに余裕ができる
- アルゴリズム問題に時間を残せる
- 難問に焦らされにくい
最初からアルゴリズムの難問に突っ込むと、時間もメンタルも削られます。
そのため、まずは解ける問題から確実に取るのがおすすめです。
2. 捨て問を判断する
科目Bでは、すべての問題を完璧に解こうとしない方がいいです。
難しい問題に時間を使いすぎると、本来解けた問題まで落とします。
僕は2回目の対策で、以下を意識しました。
- 2〜3分読んで方針が立たない問題は後回し
- 条件が複雑すぎる問題に固執しない
- 解けそうな問題から先に解く
- 最後に難問へ戻る
科目Bは、満点を狙う試験ではありません。
合格ラインを超えるために、取れる問題を確実に取ることが重要です。
3. アルゴリズムを丁寧にトレースする
科目Bでは、疑似コードを読んで処理の流れを追う力が必要です。
特に重要なのは、以下です。
- 変数の値がどう変わるか
- 配列の中身がどう変わるか
- ループが何回回るか
- 条件分岐でどちらに進むか
- 最終的に何が出力されるか
頭の中だけで追うとミスしやすいので、紙やメモ欄を使ってトレースするのがおすすめです。
4. 本番レベルの問題集を使う
1回目の反省から、2回目は本番に近い難易度の問題集を使いました。
特に良かったのは、科目Bの重点対策です。
問題数が多く、難易度も本番に近いため、科目Bの実力を上げるのに役立ちました。
簡単な問題集で基礎を固めることも大切ですが、最終的には本番レベルの問題に慣れる必要があります。
5. C言語で実装して理解する
余力がある人には、アルゴリズムを実際にコードで書いてみるのもおすすめです。
僕はC言語で簡単なアルゴリズムを実装して、処理の流れを理解するようにしました。
たとえば、以下のようなものです。
- 線形探索
- 二分探索
- バブルソート
- 選択ソート
- 挿入ソート
- スタック
- キュー
- 再帰処理
実際に書いてみると、疑似コードの意味が理解しやすくなります。
科目Bで使った教材レビュー
初学者向けの教材
教材 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
★★★☆☆ | 基礎固めに使いやすい | |
★★★☆☆ | 初学者が最初に取り組みやすい |
これらの教材は、科目Bの基礎を固めるには良いです。
ただし、本番レベルまで仕上げるには、少し物足りない可能性があります。
本番レベルに近い教材
教材 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
★★★★★ | アルゴリズムの応用問題に慣れられる | |
★★★★☆ | 基礎から実践までバランスが良い | |
★★★★★ | 問題数が多く、本番対策に特におすすめ |
個人的に一番おすすめなのは、科目Bの重点対策です。
1回目で科目Bに落ちた僕にとって、本番レベルの問題にたくさん触れられたのはかなり大きかったです。
タイプ別おすすめ教材
どの教材を選ぶべきか迷う人向けに、タイプ別に整理します。
タイプ | おすすめ教材 |
|---|---|
IT初心者 | キタミ式 |
科目Aを固めたい人 | 過去問道場 |
科目Bの基礎から始めたい人 | 科目B 出るとこだけ |
科目Bで一度落ちた人 | 科目Bの重点対策 |
本番レベルまで仕上げたい人 | 大滝本 |
スキマ時間で学びたい人 | YouTube・動画講座 |
独学が不安な人 | 通信講座・オンライン講座 |
最初から難しい教材に手を出す必要はありません。
まずは基礎を理解し、その後に本番レベルの問題へ進むのがおすすめです。
独学と講座はどちらがいい?
基本情報技術者試験は、独学でも合格できます。
実際、僕も独学で合格しました。
ただし、以下に当てはまる人は、講座や有料教材を使った方が効率的です。
- IT未経験から合格を目指す人
- 科目Bのアルゴリズムが苦手な人
- 何から勉強すればいいか分からない人
- 参考書を読んでも理解できない人
- 勉強スケジュールを自分で組むのが苦手な人
- 一度不合格になっている人
特に科目Bは、解説の分かりやすさがかなり重要です。
答えだけ見ても理解できない場合は、動画講座や解説が丁寧な教材を使った方が、結果的に近道になると思います。
僕が考える最短の学習ロードマップ
基本情報にこれから挑戦するなら、以下の流れがおすすめです。
1か月目:科目Aの全体像をつかむ
まずはキタミ式などの参考書で、試験範囲をざっくり理解します。
この段階では、完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
目的は「どんな分野が出るのか」を把握することです。
2か月目:科目Aの過去問演習を始める
次に、過去問道場などで科目Aの演習を始めます。
間違えた問題は、答えだけでなく周辺知識まで確認します。
この時点で、分からない用語ノートを作ると効果的です。
3か月目:科目Bの基礎を固める
科目Bは早めに始めた方がいいです。
最初は簡単な問題からでいいので、疑似コードを読むことに慣れましょう。
この時期に意識するのは、以下です。
- 変数の変化を追う
- 配列の中身を追う
- 条件分岐を丁寧に読む
- ループ回数を確認する
4か月目:本番レベルの問題を解く
最後は、本番レベルの問題に取り組みます。
この段階では、時間を測って解くことが大切です。
特に科目Bでは、以下を練習しましょう。
- セキュリティ問題から解く
- 解ける問題を先に取る
- 捨て問を判断する
- 難問に時間を使いすぎない
- 最後に見直し時間を残す
本番で意識したこと
本番では、以下を意識しました。
- 科目Aは分からない問題に時間を使いすぎない
- 科目Bはセキュリティ問題から解く
- アルゴリズム問題は丁寧にトレースする
- 捨て問を判断する
- 焦って条件を読み飛ばさない
- 最後まで粘る
特に科目Bでは、焦るとミスが増えます。
1問分からなくても、他の問題で取り返せば大丈夫です。
まとめ:基本情報は科目B対策が合否を分ける
今回は、僕が基本情報技術者試験に合格するまでにやったことをまとめました。
重要ポイントは以下です。
- 基本情報は独学でも合格できる
- ただし、過去問暗記だけでは厳しい
- 科目Aは用語と仕組みを理解する
- 科目Bはアルゴリズムの読解力と時間配分が重要
- セキュリティ問題から解くと安定しやすい
- 捨て問を判断する力も必要
- 科目Bは本番レベルの問題集で対策するべき
- 一度落ちても、対策を変えれば合格できる
僕自身、1回目は科目Bで落ちました。
しかし、原因を分析して、教材と解き方を変えたことで、2回目は合格できました。
基本情報は、正しい方向で勉強すれば十分合格を狙える試験です。
特に科目Bが苦手な人は、早めにアルゴリズム対策を始めて、本番レベルの問題に慣れておきましょう。
独学が不安な人は、参考書だけでなく、動画講座や解説が丁寧な教材を使うのもおすすめです。








