📢 情報処理技術者試験が段階的に大きく変わります
― 2026年度CBT化/2027年度以降の再編案とは?
情報処理技術者試験が、今後数年で大きく変わろうとしています。
すでに 確定している変更 としては、
👉 2026年度(令和8年度)から、応用情報技術者試験を含む複数区分が
CBT(Computer Based Testing)方式へ移行
が公式に発表されています。
さらにその先、
2027年度(令和9年度)以降を目標に、
- 応用情報技術者試験
- 高度情報処理技術者試験
を中心とした 試験制度そのものの再編・統合 も検討されています。
この記事では、
- すでに決まった「確定情報」
- 今後予定されている「検討段階の案」
を切り分けながら、
- 何が変わるのか
- なぜ見直されているのか
- 私たちにどんな影響があるのか
を、IT未経験者・非エンジニアの方にも分かるように解説します。
🧠 情報処理技術者試験とは?
情報処理技術者試験は、
IT・デジタル分野の知識やスキルを評価する 日本の国家資格試験 です
(実施機関:IPA/情報処理推進機構)。
現在は、レベル別に以下の試験区分が用意されています。
- ITパスポート試験(入門レベル)
- 基本情報技術者試験(初級)
- 応用情報技術者試験(中級)
- 高度情報処理技術者試験(上級・専門)
初心者から専門家まで、
段階的にスキルアップできる体系 になっている点が特徴です。
🆕【確定情報】2026年度から応用情報・高度試験はCBT方式へ
まず押さえておきたい 最新の確定情報 です。
✅ 2026年度からCBT方式に移行(公式発表済み)
IPAの発表により、以下の試験は
2026年度からCBT(Computer Based Testing)方式で実施される予定です。
- 応用情報技術者試験
- 高度情報処理技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験 など
CBT方式とは?
- 紙ではなく PC画面上で受験
- 一定期間内で 日時・会場を選択可能
- 春期・秋期の「一斉開催」から柔軟な受験スタイルへ
👉 試験の難易度や評価基準が変わるわけではなく、
「受験のしやすさ」が大きく改善される変更です。
🔄【検討段階】2027年度以降、試験制度はどう変わる?
CBT化の次に議論されているのが、
試験区分そのものの再編です。
❓ 応用情報はなくなるの?
現時点では、
- 応用情報技術者試験が「即廃止」される
という確定情報はありません。
ただし、応用情報・高度試験をまとめて再編する案が
経済産業省・IPAの検討資料として示されています。
✅ 「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」への再編案
検討案では、現在の
- 応用情報技術者試験
- 各種高度試験(PM、NW、SA、DB など)
を再整理し、
「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」
という新しい枠組みに再編する構想が示されています。
ポイントはここ👇
- 職種名ベースの試験から
- 「何ができるか」というスキル単位の評価へ
暗記中心ではなく、
実務で使えるデジタルスキルを重視する方向に
舵を切ろうとしている点が特徴です。
🧩 3つのスキル領域に再編される案
新体系では、以下の 3領域 に分ける案が示されています。
① マネジメント・監査領域
組織やプロジェクトを「動かす側」のスキル。
- プロジェクトマネージャ(PM)
- ITサービスマネージャ(SM)
- システム監査技術者(AU)
- ストラテジスト(ST)など
👉 管理・企画・監査系スキルの集合体。
② データ・AI領域
データを活用して価値を生み出すスキル。
- データベース技術者(DB)をベースに
- AI・データ利活用の要素を追加
👉 エンジニアだけでなく、
ビジネス職にも関係する領域になりそうです。
③ システム領域
システムの設計・構築を担うスキル。
- ネットワークスペシャリスト(NW)
- エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
- システムアーキテクト(SA)
👉 インフラ・設計寄りエンジニア向け。
※DBの位置づけは今後の検討次第。
🏆 3領域合格で「フルスタック」証明?
検討案では、
- 3領域すべてに合格
→ 幅広いITスキルを持つ人材の証明
という考え方も示唆されています。
かつて噂されていた
「高度試験すべて合格者のみ受験できる試験」
よりは、現実的なハードルと言えるかもしれません。
🔐 情報処理安全確保支援士はどうなる?
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、
- 今回の再編案の 対象外
- 現行制度のまま存続する可能性が高い
と見られています。
理由としては、
- すでに独立した国家資格として運用中
- 再編3領域にセキュリティ専門が明確に含まれていない
👉 セキュリティ分野は
今後も独立した専門資格としての価値を維持しそうです。
📊 なぜ制度を見直すのか?
🔹 技術進化のスピードが速すぎる
AI、クラウド、データ活用、セキュリティ…。
従来の試験体系では、
現場スキルを反映しきれなくなっている という課題があります。
🔹 「職種」より「スキル」を評価したい
今後は、
- どんな役職か
ではなく - 何ができるか
を重視する スキルベース評価 への移行が狙われています。
📌 新しい試験は増える?
検討案には、
- データマネジメント試験(仮称) の新設
も含まれています。
- データ活用
- データ管理
- 分析の基礎知識
を評価する試験で、
非エンジニア向けの次の一歩 になる可能性があります。
⚠️ 注意点:再編はまだ「検討段階」
- 2026年度のCBT化 → 確定情報
- 2027年度以降の再編 → 検討案
という点は明確に区別する必要があります。
試験名称・区分・実施時期は、
今後変更される可能性があります。
最新情報は必ず IPA公式発表 を確認しましょう。
🧠 私たちへの影響まとめ
✔ 2026年度から受験しやすくなる(CBT化)
✔ 実務スキル重視の流れが加速
✔ 初学者向け・非エンジニア向け資格が増える可能性
🧾 まとめ
- 2026年度から応用情報・高度試験はCBT方式へ(確定)
- 2027年度以降、試験体系の再編が検討中
- 職種ベース → スキルベース評価へ
- ただし、再編内容は今後の正式発表待ち




